キキウェルのライトカウンセリング 受けたお話の受け取り方

  • 2017.11.17 Friday
  • 20:47

 

 

前回は彼女と彼の物語が交差するところと書きました。
ここポイントです。

 

人はそれぞれ自分の物語に沿って生きています。
この物語ということがなんとなくでもいいから理解できないと、
ライトカウンセラーになるには苦労するかも。

 

でもって、この相談者のご相談は、言っちゃうと、
「彼の物語を自分の物語に沿わせたい」ということになります。

ここまでお読みになって理解できたら、あなたはライトカウンセラー向きです。

 

彼にも彼の物語があって、それを力技でこちらに寄せるのは不可能に近いと思いませんか?
私は不可能だと思っています。

 

しかも彼は「俺は今司法試験に向けて頑張っている!」という物語の真ん中にいます。
その彼から司法試験を奪ってしまうことは、彼に絶望を突き付けることになります。
だって、彼の生活すべてが司法試験のために向かっているのですから。

 

また、彼に司法試験を諦めさせることは、彼のプライドさえも奪ってしまいます。

私はこう考えます。

 

彼も数回試験に落ちているので、うすうす彼女とのこれからをなんとなく、
考えているはずです。その中にはもちろん司法試験を諦めることも含まれています。

 

でも、今はそれをすることができません。
今の彼にとって絶望は最悪の毒薬になると感じているからです。

 

また、司法試験を諦めることと同時に、彼女とのことも考えていると思います。
彼の最高のストーリーは「司法試験に合格して、なにがしかになって、
彼女に尊敬され、正々堂々と胸を張って彼女にプロポーズして結婚する」だと思われます。

 

ここから司法試験合格を除くと、彼の中で物語を作り直さなくてはなりません。
物語を作り直すのが大変なのはもちろんですが、今の彼の状態は、
「司法試験を諦める絶望感に耐えられるメンタルではない」ということです。

 

そんなタイミングで彼女から「司法試験諦めて」なんて言ったら、
彼は混乱して怒ったり、彼女を良き理解者と思わなくなるでしょう。

 

しかし、あくまでもこれは私の仮説です。
ライトカウンセリングではお話を聞いて、この仮説を立てることこそが、
一番大変な作業なのです。

 

ですから、私達のライトカウンセリングでは、「これこれこういうことだから、こうしてはいかが?」
とは言いません。「一緒に考えましょう」というのは、このような理由からです。

 

それから、話の中で他の女性の話が出てきたり、そのほかの見過ごせない話がでてきたら、
この仮説も書き変わります。念のため。

 

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株式会社kikiwell代表取締役
一般社団法人日本ライトカウンセリング協会
菊本裕三

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